肋骨の開きを矯正すれば締まったウエストが手に入る!

くびれたウエストは肋骨を矯正することによっても手に入ることを知っていますか?ウエストを締めるにはまず腹筋をきたえる!ってイメージしがちですよね。肋骨にアプローチするとはあまり知られていない方法かと思います。

ウエストが華奢な人というのは、ただ単にお腹まわりに脂肪があまりついていないだけではなく肋骨の厚み自体が薄かったり幅が狭かったりという特徴があります。肋骨がゆがんだり広がったりすることで、体が前面の方に出っ張ってしまったり恰幅よく見えてしまうことがあります。さらに肋骨の動きが悪いと首や肩の筋肉が緊張して肩こり・首こりにもつながるので、体の姿勢全体に影響をおよぼしてしまいます。

くびれがないという方は、おなかの脂肪がついているというのもありますが肋骨が開いている可能性があります。肋骨が開くと内側に収められていた内臓がどんどん下垂してしまいます。内臓の厚みでウエストサイズが大きくなってしまったらいくら脂肪を落としてもサイズダウンは難しくなってしまいます。これを直すべく肋骨を引き締めましょう。

こんな方法で肋骨をしめていきます。まず、肋骨部分に両手を当てます。鼻からゆっくり息を吸いこみ、肋骨を横に広げていきます。このとき両手に力を入れて肋骨をしめていきます。口からゆっくり息を吐きながら、両手に力をいれてさらに肋骨をしめます。これを3回繰り返しましょう。あまり気合を入れすぎて肋骨を押しすぎないように気をつけてください。肋骨は折れやすいですから。

肋骨をしめる手段はほかにコルセットを使うというやり方もあります。ジェシカ・アルバという女優さんがコルセットをつけて美しい体型を手に入れることに成功したという話で「コルセットダイエット」が話題になりました。コルセットを上手に使えばかなり即効でくびれを作ることができます。

正しいコルセットの選び方、つけ方はこちらの通りです。全面の留め具がバスクという金属でできているもの、ボーンがプラスチック製で8本以上あるもの、伸縮しない生地を使用しているものを選ぶようにしましょう。実際のヌードサイズから10㎝程度小さいものを使います。ウエストサイズを測るときはけっしてお腹をへこませないように。直視したくないでしょうが(笑)ありのままのサイズを測りましょう!

ちょっと怖い話ですが、ベルリンの女性がギネス記録を目指すために3年にもわたってコルセットをきつく締め続けた結果、64㎝から40㎝にサイズダウンしたというニュースがありました。この女性は健康に過ごされているようですが、写真でそのウエストを見るとまるでアリのようにあまりに細すぎてなんだか気持ち悪いというのが正直な感想…(失礼!)それだけコルセットの力は有効だということでしょう。

コルセットの締めすぎた結果、骨が変形してしまったり内臓を過度に圧迫することで食事ができなくなってしまったり、腸を押さえつけることで便秘になってしまうといった弊害もあります。やりすぎにはどうぞ注意してくださいね。

くびれを手に入れるなら姿勢がカギ!理想の姿勢と悪い姿勢とは

出るところは出て、くびれるところはきゅっとくびれたメリハリ体型は女性のあこがれですね。モデルさんのようなキレイな体になりたい!でもつらい運動は続かないしやりたくない…。とお悩みの方も大丈夫。がんばってダイエットしようとしなくてもくびれを作ることはできます。

ダイエットしないでくびれを作るやり方とは、正しい姿勢をとること。ただこれだけです!とはいえ、これまで間違った姿勢をとり続けてきた人にはけっこう難しいところもあるかもしれません。無意識のうちに間違った姿勢をとってそれが習慣づいてしまっているので、がんばって直していかないといけませんから。悪い姿勢をとり続けると筋肉のバランスが崩れ代謝が落ちてムダな脂肪がどんどんついてしまいます。でも大丈夫!コツコツ続ければ正しい姿勢は必ず定着します。

くびれがなくなっていく悪い姿勢の代表格が、猫背。日常的にパソコン作業している人はどうしても肩が全面に巻き込まれ首も前傾し猫背になってしまいがちです。仕事でやむをえないという場合もありますが、こまめに休憩をとってパソコンから離れ、1時間に数分でもいいのでストレッチする時間を作ってみましょう。

正しい姿勢になっているかどうか判断するためにまず壁によりかかってみましょう。後頭部、肩甲骨、おしり、かかとを壁にぴったりとつけます。その状態で腰と壁の間に両手のひらが難なく入ってしまいますか?そうなっているときは腰が反りすぎて骨盤が倒れている状態です。片手のひらしか入らないくらいのすき間が空いている状態がベストです。後頭部が壁についていなければ猫背気味です。

立っているときの正しい姿勢は、耳と肩とかかとが一直線になった状態です。あごを軽く引いて頭がつねに糸で引っぱられるように体を上へ上へ持っていくイメージを持ちましょう。そうすると首がスッと上に引き上げられます。

座るときに正しい姿勢をとるには、腰のうしろにクッションなどをしいてイスに浅くこしかけるようにしましょう。イスにどっしりと深く座るとどうしても背中が丸まって首が前に倒れ、猫背がひどくなってしまいます。姿勢が悪くなってくると背もたれと背中の間に敷いたクッションが落ちるので、「姿勢を直さなければ」と自分で気づくことができます。姿勢を正すのに効果的な骨盤矯正用のクッションも売られていますから、適宜利用するとよいです。なければバスタオルをたたんで使えばOKですよ。

肩が前面に巻き込まれている人はこまめに肩を後ろへ引く練習をしましょう。両手を前にぐーっと伸ばして肩甲骨を開き、肩を後ろに引くエクササイズをくりかえすと徐々に猫背が改善されていきます。

ゴムチューブを使ったエクササイズも効果的です。ゴムチューブをくくって輪を作り8の字にします。両腕を通して背中に密着させるだけで背筋がピンとのびます。クロールするように両腕をぐるぐる回すと肩周りの血行がよくなりますよ。

頭が上に引っぱられるように体を引き上げ、あごを引いて肩を後ろへ。普段からこれを意識するだけで自然と全身の筋肉に適度な力がかかります。お腹が引っこむのもわかります。正しい姿勢を習慣づけて美しい体を手に入れましょう!

産後エクササイズ!キュッとくびれた美しいウエストへ

赤ちゃんができるとママのお腹は出産を迎えるその日までどんどん成長していきます。無事出産を終えたあとのお腹はどうなるでしょうか?出産直後、赤ちゃんや羊水や胎盤など大きなものがすっかりお腹の外に出てさぞやスッキリすることだろうと思いきや、残念ながらたいていの方は予想していたほどお腹が引っこまないんですね。

妊娠中赤ちゃんをお腹の中で大事に育て無事に出産したあとも母乳を出すためにママの体は本能的に脂肪をたくわえようとするので、これは仕方のないことなのです。とはいえ、のびきったお腹の皮とたっぷりつかめてしまう脂肪を見ると切なくなってしまいますね。産後半年くらいまでは脂肪がやわらかくなっておりダイエット効果が表れやすいゴールデンタイムと言われているので、体調を崩さない程度にエクササイズすれば比較的簡単に美しいプロポーションを手に入れられます。

たるんだプヨプヨお腹を引き締めるためのエクササイズでおすすめなのが、まずピラティス。リハビリにも活用されるピラティスは骨盤のゆがみを改善させ猫背も肩こりも解消されるという理想的なエクササイズ。骨格や筋肉のバランスが整い自然と健康な体が作られるのです。

妊娠・出産でたるんでしまった腹筋をゆっくりと鍛えていく運動をご紹介します。呼吸するときは、鼻から息を吸い口から吐き出すようにします。まず、肩幅程度に足を開いて座り姿勢を正します。骨盤を床から直角に立てるように意識し、両手を前に伸ばします。息を鼻から吸い、口から吐きながら背中を丸めて体重を後ろのほうにかけて徐々に倒していきます。手が膝のあたりについたら息を吸いながら最初の姿勢に戻します。この動きを10セット繰り返します。

太ももの筋肉を使うと腹筋への効果が薄れるので、そうならないよう両膝をくっつけないように気をつけましょう。呼吸も止めないように意識してください。またこのエクササイズは体への負担が少ないので首や腰などを傷める心配なく続けられますが、産後は体力が完全に戻っていない時期なので産後始めるとしたら3か月くらいからにした方がよいです。

ピラティスの他にも簡単にできるエクササイズがあります。こちらはつま先立ちするだけというもの。体全体の筋肉のうち7割超もの筋肉が下半身にあるということを聞いたことはありますか?足の筋肉を使うことで全身運動にもなり体脂肪を効率的に燃焼させることができるのです。また脚の血行がよくなり全身をめぐる血液循環がスムーズになるおかげで体温上昇、むくみ改善、便秘解消といったうれしい効果も期待できます。

つま先立ちエクササイズのやり方は以下の通りです。まず膝をしっかりのばしながらつま先立ちします。その状態で片方のかかとを下ろします。このときかかとが上がっている方のウエストがぎゅっと絞られるように縮みます。ウエスト部分の脂肪が圧迫されてつぶれている!と意識しながら力を入れてみましょう。今度は反対側も同様に行います。

ピラティスはお子さんが夜眠ってから落ち着いたとき、ママが眠る前などにやるといいですね。つま先立ちエクササイズは時間も場所も選ばないので、抱っこやおんぶしながらでも、お料理中や歯磨き中などすきま時間を使って何度でもできます。毎日ちょこちょこエクササイズを積み重ね、キレイにくびれた女性らしいプロポーションを保ちましょう!

楽しみながらくびれを手に入れる!ウエストに効くダンス

美しいS字ラインの女性らしい体つきになりたいと思いつつも現実はたぷたぷのハミ肉がどっさり。イヤになってしまいますね。この肉をどうにか取り去りたい!と気合を入れてハードな運動を初めても、体力に見合った運動でなければ続けるのは難しいですし、体を動かした反動でかえって食べ過ぎてカロリーオーバーになってしまったら取り返しがつかなくなってしまいます。

どうせ脂肪を落とすなら鬼のような形相でムリにがんばるのではなくて、楽しみながらゆったりした気持ちで行いたいと思いませんか?そんなときにはダンスがおすすめです。アップテンポの曲、スローな落ち着いた曲など自分の好みに合わせた音楽を流しながら体を動かすと、うきうきしてきますよね。エクササイズは楽しいと思えるのが何よりも大切。

なめらかなウエストラインとくびれを手に入れるのにおすすめしたいダンスは、まずフラダンス。フラダンスは下半身、特に腰の筋肉をフル活用します。ゆっくりした動きが下半身を効果的に鍛え引き締めてくれます。ゆったりした音楽はヒーリング効果もあり気持ちが落ち着きます。

フラの基本の動きをマスターしてみましょう。まず足を肩幅に開いてつま先を少し外に向けて立ちます。その状態から腰を落とします。その姿勢から左足に体重を乗せ右足を斜め前に出し、戻します。次に右足に体重を乗せ左足を斜め前に出し、戻します。これを30セット繰り返します。

これができたら、背筋をのばしてまっすぐ立ち両足をこぶし1個分ほど空けて腰を落とします。両手は腰に置きましょう。左にぐっと腰を上げ、反時計回りにゆっくり回します。今度は右にぐっと腰を上げ、時計回りに回します。これを5セット行いましょう。上半身が前のめりにならないように気をつけてください。

フラダンスの次におすすめしたいのが、ベリーダンス。きらびやかな衣装をまとい、堂々とウエストをあらわにして小刻みに腰を動かしながら踊る姿はセクシーであこがれてしまいます。ベリーダンスをしていると「自分が女性であること」を強く意識するようになり、女性ホルモンがたくさん分泌されてくるんだそうです。女性ホルモンが適正量分泌されている人は、体つきが女性らしい美しいラインになってきます。

まず、両足をこぶし大くらいに少し開けてまっすぐ立ちます。体重を右足に乗せて右に腰を動かします。このとき右足のひざがまっすぐ伸びて左足のひざが軽く曲がっています。次に左足に体重を乗せ腰を左に動かします。このとき左足のひざが伸びて右足のひざが軽く曲がった状態です。わき腹に力が入っていることを意識するとよいです。

フラダンスもベリーダンスも、好きなときに自宅にいながらできる手軽なダンスなので、お気に入りの曲をかけながらちょこちょこ体を動かすとリフレッシュにもいいですね。余裕があれば教室に通って、プロの先生の踊り方を学んだりほかの生徒さんと一緒に練習したりすると、さらに刺激になって楽しく続けられるでしょう。くびれたウエストはきっとあとからついてきますよ。

くびれへの近道!簡単・骨盤矯正エクササイズ

誰もがうらやむ美しい曲線を描いたウエストのくびれ。どうしたら手に入るのでしょう?

きれいなラインを手に入れるためのポイントは骨格が正しい形になっているかどうかです。肩が全面に巻き込まれて猫背になっていませんか?猫背になると肋骨が下に落ちて、みぞおち辺りの内臓が圧迫され下腹の方へと落ち込んでしまいます。おなかが出てくびれがなくなるのは下垂した内臓のせいだった、という場合もあるんですね。

さらにこの状態が続くと、下垂した内臓が骨盤をも圧迫し開いてしまいます。こうして広げられた骨盤は本来あるべき形からどんどん歪んでいってしまうのです。骨盤がゆがむとますます姿勢が悪くなりくびれとは程遠いオバサン体型になってしまいます!あなたの骨盤は大丈夫でしょうか?まずはセルフチェックしてみましょう。

あおむけに寝て、腹筋を使って起き上がってみてください。できますか?残念ながら意外とできない人、多いです!かくいう私も1回目失敗しました。2回目で起き上がれたけれど、なんだかあやしいですよね…。腹筋で起き上がれないのは腹筋がゆるんでおり、骨盤も開き気味であるという証拠。内臓が下垂している可能性アリです。

他にも、まっすぐ立った状態で左右の方が傾いていないか、歩いているうちにスカートが回ってしまわないか、靴のすり減り方が左右で違っていないか、などのチェック方法もあります。該当するものがある人は、多かれ少なかれ骨盤がゆがんでいるようですね。

あこがれのくびれラインを手に入れるため、エクササイズで少しずつゆがみを直していきましょう!具体的にどうすればいいか、以下でご紹介します。

●カンタンなストレッチです。床に座り、足を前に投げ出して座ってください。両足をのばした状態で前に向かっておしり歩きします。後ろにも進みましょう。気が付いたときに何回でもどうぞ!

●カンタンなストレッチその2です。床に座り、足をのばして軽く開きます。右手をうしろにつき左手を両足の間に置きます。息を吐きながら右側に体をひねり、左手を右手の上に重ねて息を吐ききります。息を吸いながら体をもとに戻します。反対側にも同じようにしてください。

●後ろ向きに歩きます。たったこれだけでOK!

これらの簡単なエクササイズを繰り返してみてください。エクササイズと並行して、日常生活の中で骨盤をゆがませるクセもなくすように気をつけてみましょう。普段の生活の中でできる工夫を以下にご紹介します。

●いすに座るときは足を組まない!クセになっている人、今すぐ直しましょう。

●ハイヒールはできるだけ避けるようにし、かかとが低めの靴を履くようにします。

●いすに座るとき、骨盤をケアするクッションを敷く。

以上で、自分でできる骨盤のケアの仕方をご紹介しました。でもそれだけでは不安、と思われる場合はプロの手を借りてみましょう。程度によって差はありますが、骨盤のズレが治るまで5回くらい施術を受ける必要があるようです。痛みをともなわずむしろ気持ちいいと感じるものなので、リラックス目的で施術を受けてみてもよさそうですね。

お腹の筋肉をつけるだけでは不十分…全身運動もくびれには大事!

きれいなウエストのくびれをてっとり早く手に入れたいから、といって腹筋運動をがむしゃらに頑張ってしまう人、多いんじゃないでしょうか。腹筋を鍛えるのは締まった体をつくるためにはもちろんとっても大事なこと。だけどくびれに直結するかというと残念ながらそうでもありません。

本来、女性の体はその性質上、男性と違って自然にくびれができるような構造になっています。というのは、男性と比べると骨盤が平べったく、肋骨と骨盤との間に空間が広くできます。この空いた空間がくびれになるわけなのです。じゃあくびれがない人のお腹はどうなっているかというと、内臓が下垂していたり脂肪がたまっていたりするんですね。

内臓の下垂もムダな脂肪撃退も、運動することである程度解消できます。お腹部分の筋肉を鍛えることでぽこっと出たお腹が締まっていきます。内臓下垂を解消するための腹筋を鍛える方法は以下のとおりです。脚を前に投げ出し両手をお尻の横に置いて両足を上下に動かします。次に両足を伸ばしたまま少しだけ浮かせ、膝を曲げ伸ばしします。最後に、あお向けになって両足を曲げた状態で膝を顔の方に近づけます。これらを10回程度繰り返してみましょう。

このトレーニングだけではウエストのくびれは残念ながらあまり期待できません。腹筋が鍛えられたからといって筋肉のまわりの脂肪はなくならないのです。脂肪をとるには全身運動。全身運動とは、体全体のあらゆる筋肉を使って長時間かけて呼吸器や循環器を刺激しながら行う運動のことを言います。

脂肪を落とすためにはどんな運動がよいのでしょうか。言わずとしれた全身運動といえば、ジョギング、水泳、エアロビクスなどですね。でもこうしたハードな運動は、よほど運動経験がある人ならともかく、普段あまり体を動かさない人がいきなり始めるにはハードルが高すぎるのが残念なところ。入念に準備運動してから少しずつ少しずつペースアップしていかないと、ケガしかねません。それに、運動するための専用のスペースが必要だし時間もかかってしまうから、経済的に厳しい人や忙しい人にはやはり手を出しづらいでしょう。

そんな心配がいらない全身運動はないものでしょうか。私がオススメしたい全身運動は、まずは踏み台昇降運動。20㎝くらいの台があれば、テレビを見ながらでも歯磨きしながらでもできます。自宅にいるときに空いた時間を使ってできるので簡単に続けられます。

次におすすめしたいのはスクワット。スクワットが全身運動って、知っていましたか?スクワットはスローペースであればあるほど効果的です。たった15回繰り返すだけでなんと腹筋500回分にも相当するんだとか。もちろんウエスト周りのシェイプアップにも効果的です。歌手の八代亜紀さんは1か月スクワットを続けただけでウエストサイズが8㎝減少し、美しいくびれたプロポーションを手に入れられました。八代さんを目標にがんばってみましょう!

最後におすすめしたいのがラジオ体操です。くびれをつくるのに不可欠な筋肉はわき腹にある腹斜筋。ラジオ体操で体をねじる運動がありますね。からだをねじる動きはこの腹斜筋にダイレクトに効きます。

これらの全身運動で体全体の脂肪を無理なく落としていけば、自然にきれいなくびれが表れてきますよ。

ずん胴は硬くなった横隔膜のせい?!横隔膜ストレッチでくびれる

蓄積されたお腹周りの脂肪はもはや長いお付き合い。いいかげんお腹周りをほっそりさせたいのに、ガンコな脂肪は減りそうもない。そんな悩みを抱えている方は体の代謝が落ちていることが原因かもしれません。脂肪を落とすなら代謝アップすればいいのです!

でもどうやって代謝を上げればいいのでしょうか。ジョギングとかエアロビクスとかきつめの運動を毎日続けないと効率的に脂肪を燃やすのは難しそうですね。でも大丈夫、つらい運動を無理して続けなくても、もっと簡単な方法で代謝を上げることは可能です。

ポイントは酸素をたくさん体に取り込むこと。肺活量を多くすると心肺機能が高まり、血液循環がよくなって結果的に代謝が上がるのです。運動するとやせるのは体を動かすことでたくさん酸素が体内に取り込まれ、血液循環がよくなるからなんですね。

きつい運動なしでより多く酸素を吸いこむ方法とは、深呼吸すること。姿勢を正し、大きく息を吸って大きく吐く。ただこれだけでいいのです。

深呼吸してたくさん息を吸いこむと内臓の働きがよくなります。このとき働くのが横隔膜です。横隔膜をどうやって動かすか、普段から意識している人、いますか?あまりいないんじゃないでしょうか。この横隔膜を上手に柔軟に動かすことができると、よりたくさんの酸素をとり入れることができます。

横隔膜は胸とおなかの間にある筋肉。猫背の人はこの横隔膜が硬くなり呼吸が浅くなっている可能性が高いです。横隔膜をストレッチしてよくほぐし、柔軟にしてあげましょう。

ちなみに、息を吸ったときにお腹がふくらむのは、空気が入ったからではないのです。空気を吸いこんで膨らむのは胸の上の方にある肺。横隔膜は肺のすぐ下にあるので、肺がふくらむことで横隔膜が下に動き、それによって内臓が押されることでお腹がふくらむのです。横隔膜が柔軟になってより大きく上下すると内臓がマッサージされるように動き、機能が高まるというわけなんですね。

横隔膜ストレッチの方法はこちらを参考にしてみてください。まず胸を張って立ちましょう。両足を肩幅に開き両手をおへその下に当てます。背筋を伸ばしたままその姿勢で前へ45度ほど体を傾け、息を吐ききります。

吐ききったら、手を置いている下腹部のあたりに力を入れて息を吸っていきます。このとき、お腹がふくらまないようにします。お腹をふくらませないことで横隔膜に力が入ります。これを繰り返すと基礎代謝量が上がり、下腹部の筋肉も使うことでお腹周りがすっきりしていきます。

ゴロゴロ寝ながらできる方法はないの?と思われた方、大丈夫!こちらの方法はもっと簡単。うつ伏せになった状態から両手をわきのあたりに置き、上半身を起こします。口から息をゆっくり吐き、吐ききったら鼻から息を吸います。下腹部の方にまで空気が入っていくことをイメージしながらお腹をふくらませ、7秒がんばります。これを5回繰り返します。とっても簡単ですね!終わったらそのまま寝られるのもうれしいところ。ぜひ習慣づけてください。

たった5分!くびれが手に入るエクササイズ

何歳になってもいつまでも美しくありたい。女性なら誰もがそう願うことだと思います。でもなかなかそうもいかないのが現実。食欲は変わらないのに代謝は落ちて体にたまる脂肪は増える一方。運動して余分な脂肪を落としたいと思いつつ毎日の忙しさの中で運動することすら忘れてしまっている人、少なくないはずです。

そんな方には1日5分でできるエクササイズなんていかがですか?たった5分ですが毎日続けるうちに必ず効果が見えてきます。ボディラインにメリハリをつけるにはウエストまわりをすっきりさせるのがいちばん。50歳目前にしてウエストサイズ56㎝!なんていう美魔女さんが最近多いですよね。あのようなパーフェクトボディをイメージしながら私もああなりたい!と願いつつエクササイズを続けましょう!

ウエスト部分は内臓や筋肉でできており、食べ過ぎたり老廃物がたまったりするとすぐに余分な脂肪が蓄積されてサイズアップしてしまいます。だけどウエスト周りをほっそりさせるためには腹筋運動のようなストイックでつらい運動は実はそんなに必要ありません。以下の手順にしたがってやってみてください。

まずウォーミングアップです。まっすぐ立った状態から、30秒かけてひざを曲げ伸ばしします。このとき背筋がちゃんとのびているか意識してみてください。後頭部、肩甲骨、お尻、かかとが壁にぺたっとついているようにイメージしましょう。息を吐きながらひざをのばしおしりをきゅっと締めるようにします。

体を起こして腰に手を当てます。30秒間で前後に腰を動かします。ゆっくり動かしながら、呼吸は止めないようにしましょう。腰を動かすとき、肋骨の下で体を折るようにイメージしてください。おへそで体を折るんじゃありません。肋骨の真下を折れ線にして体を折り曲げるようなイメージです。これだけで腹筋が刺激されているのがよくわかりますよ。

今度は30秒かけて腰を左右に動かします。こちらも、先ほどと同様に肋骨の下部分で体を折るようなイメージでやってみてください。

次に、30秒かけてゆっくり腰を時計まわりに回します。今度は反対側にも回します。最後に、ひざをまげお腹とお尻部分をきゅっと締めます。

ラジオ体操でやる体側をのばす運動もわき腹を刺激してウエスト部分をすっきりさせてくれます。これらのエクササイズをするときに気をつけてほしいですが、勢いをつけてさっさとやってしまわないこと。ゆっくりじっくり時間をかけて体を動かす方が、より筋肉に刺激を与えられます。

私自身の体験ですが、腰回しを1日数回、歯磨きしているときは料理中などすき間時間に続けてみました。ゆーっくりじーっくりしてみたところ、けっこうキツかったです。その次の日に筋肉痛になり、その後数日のうちにウエストの内側から引き締まるような感覚になりこれまで見えなかったくびれが少しできてきました。そう、即効性が期待できるんです。これを励みに、一緒にやってみませんか?!

女性ホルモン減ってない?~美しいくびれのもと「エストロゲン」

ある調査によると、男性が女性を見たときに注目するのは胸ではなくくびれなんだとか。知っていましたか?ちゃんとウエストにくびれがある女性だと「健康的な子供を産んでくれる」と本能的に感じるそうです。

ウエストにくびれがある女性は見た目が魅力的というのはもちろん、生殖機能が正常で健康ということなんですね。さてこのくびれを作りだすのに必要不可欠なのが、女性ホルモン。とくに「エストロゲン」が重要です。エストロゲンが多く分泌される女性はお肌が白く透き通り髪はサラサラになり、バストがふっくらして唇や頬が赤っぽくなります。そして自然にウエストが引き締まりくびれができます。いずれも、美人といわれる女性の要素にほかなりませんね!

あなたのエストロゲンの分泌量は多いでしょうか?少ないでしょうか?エストロゲンは加齢とともに分泌量が減っていきます。また、睡眠不足や偏った食生活、過度のストレスによっても減少してしまいます。あまりに分泌量が少ないと生理不順や排卵障害を起こす場合もあります。40代を過ぎて更年期障害になる可能性も高くなるかもしれません。

エストロゲンの分泌量を正常にするために、生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。食事は油っこいものや甘いものを控え、和食中心で一汁三菜のあっさりしたバランスよい食事を心がけてください。毎日食べるとよいのが、卵、すりゴマ、黒豆など。バストアップに効果があると言われるボロンという成分は聞いたことがあるでしょうか。キャベツ、とろろ昆布、りんご、ぶどう、ピーナッツなどに含まれると言われています。ボロンは熱に弱いので生で食べましょう。

それから、血流をよくすることです。汗を流す運動をしましょう。エアロビクス、ダンスのような動きの激しいエクササイズをして体にたくさん酸素を取り込みます。それから、骨盤周りの筋肉をよく動かすことも効果的です。

体を冷やすことは極力避けましょう。血流をよくするために運動するのは上述のとおりですが、それ以外にも普段身に着けるもので保温に気をつけることはとても大事です。おすすめは腹巻。夏でも建物に入るとガンガンにエアコンが効いていてすぐ体が冷えてしまいますから、薄手の腹巻でお腹周りやお尻周りをカバーしてあげるようにしましょう。

効果テキメンと言われるのが、恋をすること。そう簡単にできるものじゃないかもしれません(笑)。でもご安心を。疑似恋愛というやつでもいいみたいです。熱狂的なスポーツや好きなアイドルなどはいますか?そういう「大好き!」と思えるもの、ドキドキさせてくれる対象をいつも思い描くとエストロゲンの分泌量が増えると言われます。要は、好きなもので心を満たせばいいということ。満ち足りた気分になれる趣味を持つようにしましょう。

心も満たされ理想的なカラダも手に入れられるならこの上ない幸せですね。加齢は避けることはできませんが、老化は工夫次第でちょっとずつ遅らせることも可能です。今からでも遅くありません。本当の意味で健康な体をめざし、ついでにツヤ肌、美しい髪、ピカピカのお肌、くびれて締まったウエストも手に入れちゃいましょう!

肩甲骨をまわすだけ?くびれたウエストが簡単に手に入る

「肩甲骨をまわすと効果があるのは肩こりの改善でしょ。肩甲骨まわしとウエストのくびれに関係があるの?」はい、肩甲骨を回すことは肩こり解消だけでなく体全体の代謝を上げる効果があります!代謝が上がればウエストまわりの脂肪は簡単に燃焼しくびれ作りにつながると言えます。肩甲骨を柔軟にしてくびれゲットを目指しましょう。

ウエストまわりにお肉が余ってつかめてしまう方、猫背ではないですか?姿勢が悪く猫背になっていると、肩甲骨周りの筋肉が常に緊張状態になりカチカチになってしまいます。そうなると血流が悪くなり筋力はどんどん衰える一方。老廃物もたまっていきます。

ここでひとつ、肩甲骨まわりの柔軟性チェックをしてみましょう。右手は上から、左手は下から背中側へ回し、両手をつないでみてください。届きましたか?あと数センチで届く…という方は少しストレッチすれば肩甲骨まわりはすぐにやわらかくなるかもしれませんね。右手と左手の間が10㎝以上空いてしまう…という方は、肩甲骨をよく回して柔軟になるようがんばってください!

肩甲骨まわりは全身の体脂肪を燃焼させる褐色脂肪細胞という組織が数多く存在します。この細胞を活性化してやることで全身の脂肪燃焼スピードが上がります。肩甲骨を動かすと肩甲骨まわりの筋肉やリンパの動きがよくなり、体の代謝がぐーんとアップ。

肩甲骨エクササイズをするだけで簡単に体温が上がることがわかっています。きつい腹筋運動を30回繰り返した場合と肩甲骨回しを行った場合とをサーモグラフィーで比較した実験結果によると、肩甲骨回しを行った方が肩まわりの温度が格段に上がっていました。腹筋運動をガマンしながら続けるよりずっと効果的に体温を上げることができるなら、気長に続けられそうですね。

まずは肩甲骨を前と後ろに回すエクササイズです。両足を肩幅に開きます。立ったままでも座っていてもどちらでもOK。左肩を引き上げ、ゆっくり前の方へ回します。これを5回繰り返します。右肩も同じようにしてください。息をとめず肩甲骨まわりの筋肉が動いていることを意識しましょう。前回しが終わったら今度は後ろ回しも5回ずつ行いましょう。

次は、左右にひねるエクササイズです。両足を肩幅に開き両腕をのばして真上に上げます。その両手のひらを合わせ上半身を左右にゆっくりねじります。この動作を5回ずつ繰り返します。

次は肩甲骨を開く・寄せるエクササイズです。両腕を前にのばし両手を組みます。息を吐きながら背中を丸め、組んだ両手をぐーっと前に突き出し肩甲骨を開いていきます。息を吐ききったらもとに戻します。今度は後ろ手に手を組み、息を吐きながら胸を張ります。肩甲骨同士をくっつけていきましょう。息を吐ききったらもとに戻します。

いかがですか?体の筋肉は使わないとどんどん固くなってしまう一方ですから、毎日こまめに動かしてあげましょう。
さあ、今日から肩甲骨を大きく動かしてあなたの体を目覚めさせましょう!代謝があがってきゅっと締まったあこがれのくびれラインが手に入るのももうすぐですよ。