くびれが欲しいなら腹筋運動はもうやめて!狙うは「腹斜筋」

一日もかかさず腹筋運動10回、20回。徐々に増やして30回、40回、50回…これだけやればくびれたウエストは手に入るはず。と夢見てくる日も来る日も腹筋運動。以前の私はこんなことやっていました。はたして結果は?おへその上部分の筋肉が割れてきました。さてくびれはというと、思ったより引き締まらなかったんです。アレ?って感じですね。お腹を割るだけならいいけど、サイズダウンしなけりゃ意味がない。

なにがいけないんでしょう?実は腹筋運動は、おへその上部分しか鍛えてくれず、わき腹にはこれといって変化が起きません。そう、くびれを作るならわき腹にアプローチしなければならないのです。肋骨下部分からわき腹にかけての部分の筋肉を腹斜筋といいます。腹斜筋をどう鍛えればいいのでしょうか。

まずはストレッチをして両脇部分をのばしましょう。立ったまま両手を頭の上に伸ばして手を組みます。そのままぐぐーっと上に引っ張られるように伸びあがり息を吸いながら10秒とめます。息を吐きながら力を抜きます。

今度は息を吸いながら真上に伸び上がり、息を吐きながら10秒かけて体を右に倒します。息を吐ききったらまた吸いながら真上に伸び上がり、今度は10秒かけて左に倒します。これで両わき部分の血流がだいぶよくなります。

腹斜筋に刺激を与えるには体をひねることが大事。腹筋運動にひねりを加えるとお腹の両サイドをダイレクトに刺激することができます。まずあお向けになって両膝をかるく曲げ、両手を頭の下で組みます。そのまま右ひじに体重をのせるようにして右側に体を起こします。もとに戻し、今度は左ひじに体重を乗せて左側に体を起こします。左右で1セット、2~3セット続けてやりましょう。

立ったままできる体操もあります。両足を肩幅に開き、両腕を真横に開いて肩の高さまで上げます。その状態で息を吐きながら右に倒し、右手で右足にタッチします。このとき左手はまっすぐ上を向いています。吐ききったら息を吸いながら体を戻し、今度は逆に息を吐きながら左に倒し、左手で左足にタッチします。

最後に、ラジオ体操でおなじみのねじり運動をしましょう。ラジオ体操ならだれでも知っていますね。最初に軽く左右に腕を振って体を揺らします。そのあと大きく後ろに向かって腕を振ります。たったこれだけ?とあなどるなかれ!ラジオ体操はていねいに行えば全身のシェイプアップも実現できる理想のエクササイズなのです!

毎晩寝る前の時間を使ってこれらの運動を続けてみましょう。寝る前の軽い運動は気持ちいいものです。寝つきがよくなり朝もすっきり目覚めることができるようになります。私は子どもたちと一緒に布団の上で体操しています。子どもたちにとってはただの遊びですが(笑)

さて、ここまでの運動で気をつけてほしいことがありますが、けっして反動をつけないこと。息を止めないことです。いきおいで反動をつけてしまうと筋肉をうまく刺激することができずトレーニングになりません。気持ちいいな~と感じるくらいの刺激でゆっくり行うようにしてくださいね。