ずん胴は硬くなった横隔膜のせい?!横隔膜ストレッチでくびれる

蓄積されたお腹周りの脂肪はもはや長いお付き合い。いいかげんお腹周りをほっそりさせたいのに、ガンコな脂肪は減りそうもない。そんな悩みを抱えている方は体の代謝が落ちていることが原因かもしれません。脂肪を落とすなら代謝アップすればいいのです!

でもどうやって代謝を上げればいいのでしょうか。ジョギングとかエアロビクスとかきつめの運動を毎日続けないと効率的に脂肪を燃やすのは難しそうですね。でも大丈夫、つらい運動を無理して続けなくても、もっと簡単な方法で代謝を上げることは可能です。

ポイントは酸素をたくさん体に取り込むこと。肺活量を多くすると心肺機能が高まり、血液循環がよくなって結果的に代謝が上がるのです。運動するとやせるのは体を動かすことでたくさん酸素が体内に取り込まれ、血液循環がよくなるからなんですね。

きつい運動なしでより多く酸素を吸いこむ方法とは、深呼吸すること。姿勢を正し、大きく息を吸って大きく吐く。ただこれだけでいいのです。

深呼吸してたくさん息を吸いこむと内臓の働きがよくなります。このとき働くのが横隔膜です。横隔膜をどうやって動かすか、普段から意識している人、いますか?あまりいないんじゃないでしょうか。この横隔膜を上手に柔軟に動かすことができると、よりたくさんの酸素をとり入れることができます。

横隔膜は胸とおなかの間にある筋肉。猫背の人はこの横隔膜が硬くなり呼吸が浅くなっている可能性が高いです。横隔膜をストレッチしてよくほぐし、柔軟にしてあげましょう。

ちなみに、息を吸ったときにお腹がふくらむのは、空気が入ったからではないのです。空気を吸いこんで膨らむのは胸の上の方にある肺。横隔膜は肺のすぐ下にあるので、肺がふくらむことで横隔膜が下に動き、それによって内臓が押されることでお腹がふくらむのです。横隔膜が柔軟になってより大きく上下すると内臓がマッサージされるように動き、機能が高まるというわけなんですね。

横隔膜ストレッチの方法はこちらを参考にしてみてください。まず胸を張って立ちましょう。両足を肩幅に開き両手をおへその下に当てます。背筋を伸ばしたままその姿勢で前へ45度ほど体を傾け、息を吐ききります。

吐ききったら、手を置いている下腹部のあたりに力を入れて息を吸っていきます。このとき、お腹がふくらまないようにします。お腹をふくらませないことで横隔膜に力が入ります。これを繰り返すと基礎代謝量が上がり、下腹部の筋肉も使うことでお腹周りがすっきりしていきます。

ゴロゴロ寝ながらできる方法はないの?と思われた方、大丈夫!こちらの方法はもっと簡単。うつ伏せになった状態から両手をわきのあたりに置き、上半身を起こします。口から息をゆっくり吐き、吐ききったら鼻から息を吸います。下腹部の方にまで空気が入っていくことをイメージしながらお腹をふくらませ、7秒がんばります。これを5回繰り返します。とっても簡単ですね!終わったらそのまま寝られるのもうれしいところ。ぜひ習慣づけてください。